退勤後に、中学生の私がよく行っていた通りを歩いたので、昔の私の見ていたものや空気や面影に思いを馳せるなど。10年ってとてつもなく長い時間だと思っていたけれど、意外と地続きだなあ。
20数年生きてきてやっと自分が飽き性なことがわかってきた(そしてそれに対してあまりいい印象がなかったから認められなかったんだろうけど)。先月の熱はまた別のところに移ろうとしているけど、人生長いんだから色々なものに触れられるならそれでもいいのでは?と思う。認めていこう、考え方次第でいくらでも。
劇場の前を通ったら、終演後の人の波と合流した。明らかに泣いたあとなんだろうな、という人が何人かいて、それだけでなんだか嬉しくなって、少し人々の顔を盗み見てしまった。
舞台の、芸術の、力を、信じていたい、ずっと。