私の世界

社会人になったばかりの人間の日々不定期日記。ブログ名は 泣くな、はらちゃん から

3日の日記、書店にて

バイト終わりに大型書店に一時間いた。仲良しの友達の誕プレとして、その子が卒論のテーマにしたいって言ってた「物語内の女性表象」みたいな本をプレゼントできたらいいんじゃ?と思って練り歩いたけれど見つからず。結局手に入れたのは自分向けの本2冊。

1冊目は、現代思想の最新号、インターセクショナリティ特集。取ってる授業の先生や実際にお話したことのある先生が寄稿していて、恵まれた環境にいるなと改めて。
卒論のための本として買ったけど、一番読まなきゃな卒論関係書を全然読めていないので暫し積ん読かも。自分の興味関心分野や専門分野が定まってから、学術書を嬉々として買うようになり、それが少し嬉しい。
何度も現代思想ユリイカに助けられてきたし、単行本も信頼のあるものしかないので、青土社の新卒採用に応募してみようかなと思ったり、でも出版社は諦めたんだよなと思ったり。

2冊目は、演出論。今度サークルで自分に最も似合わない肩書きの役職を務めることになりそうで、才能がない分努力で辿り着けるところに行かねば、という思いからだ。ビジネス書を買う人の気持ちが初めて分かってしまった。
私は、演じる側としては未熟すぎるし、尊敬してる過去の同じ役職の人達みたいに圧倒的な舞台へのまなざしや、芝居への冷静な目線も持ち合わせていない。だから、できることを重ねてやっていくしかない。具体的に芝居をどう見るかみたいなことも書いてあり、参考になると共にもっと勉強しなければと何度目かの痛感。
演じる側になった時も、大学の図書館で役者論を読み漁り、芝居が追いつかないぶん稽古場を常に劇場として捉えて、毎回衣装のヒール靴を持参して姿勢と歩き方を慣れさせたっけ。私は泥臭いことしかできないけど、いきなり持ち上げられて驕るよりはずっとましだと思う。四年目だからこそ一番謙虚でいたい。自分の経験や武勇伝に居座る四年や横暴な振る舞いをする四年ほど怖いものはないから。

さて、友達への誕プレ、一体全体何にしよう。本は割といい案だと思うけどなあ。